美容室・サロンのホームページ制作「費用を抑え成果を出す」鉄則とは
- 2023年7月5日
こんにちは。KINTARO DESIGNの岡田です。
本記事は、ご自身の美容室のホームページを「どうしても作り直したくなる」とっても悔しい内容でお届けします。
目次
そもそも美容室にホームページは必要か?
そもそもホームページは必要なのでしょうか?結論、やっぱり必要だと思います。
新規のお客さんを、毎月コンスタントに集客してくれるホームページだったら、それは必要ですよね。逆に、お金かけて作ったのに、まったく集客できてないホームページだったらいらないですね。
私のお客さんの話ですが、ひとりで美容室を営んでいる方がいました。私に相談される前、その方、ご自分でWordPressを設置して、全部自分でホームページを作っていました。
プロの私から見たら、素人感のあるサイトなのですが、それでもWordPressの参考書を片手に自分でつくれているのですから、すごいです。
さらに、長文で内容の濃いブログを、日々そのWordPressサイトに、こつこつ書き続けていたのです。ご自身でGoogleアナリティクスをチェックして、ブログからどんどんアクセスがあがっているのを実感されていました。
いくつかのブログ記事がバズるようにアクセスが激増しました。そして、その美容室のある「地域名×美容室」で、Googleの上位TOP3にランクインするようになったのです。
「地域名×美容室」で検索した角度の高い見込客が、ホームページを見るようになり、予約・来店に。どんどんお客さんが増えて、スタッフも数名抱えるようになり、もっと大きい店舗を構えたのでした。
サイトマップ設計がすべての命運を握っている
では、具体的にどうやって美容室のホームページはつくったらいいのか。ご自身のホームページがあれば、まずタイトルタグを確認してみてください。なければ、競合美容室のホームページをチェックしてみましょう。
ブラウザで開いたら、ホームページ上で右クリック。「ページのソースを表示」をすると、ずらーっとソースコードがでてきます。
上から目を凝らしてみていくと、<title>●●●</title>というのがあると思います。
これがタイトルタグです。Googleにこのページのタイトルは●●●です。というのを伝えるもので、サイトの構造上、大変重要なものです。
メニューや料金、コンセプト、スタッフ紹介などのページのタイトルタグも、それぞれチェックしてみてください。どうなってますでしょうか。
ここに「お客さんがGoogleで検索して調べる言葉が入っているか」が実は肝になります。
だいたい、ほとんどの美容室さんのホームページは、トップページには「地域名と美容室」あと「屋号」が入ります。ここはたぶん、地域名入れたほうがいいよね?とみなさん思われるようです。
しかし、例えば、「メニュー」のページのタイトルタグを見ると、「メニュー|屋号」みたいなタイトルになってることが多い。
お客さんは「メニュー」とはなかなか検索しません。お客さんがどんな言葉で検索するのか、を考えてないといけないのです。
例えば、どんなキーワードが検索されているか「ラッコキーワード」もしくは「Googleキーワードプランナー」で少し調べてみると、
- 浦和 美容室
- 浦和 美容室 メンズ
- 浦和 美容室 カラー
- 浦和 美容室 カット料金
- 浦和 シャンプー 美容室
- 浦和 美容室 ストレート
- 浦和 美容室 トリーメント
と、Googleで検索されている、集客できそうなワードがいろいろ出てきます。
例えば、「メニュー」というページに、カット、カラー、トリートメント、シャンプーなどばーっと箇条書きに1ページにまとめている場合、お客さんが検索しているワードに答えきることができません。
「浦和 美容室 ストレート」と検索している人には、「浦和 美容室 ストレート」の内容のみがしっかり載っている、それ用のページを設ける必要があるのです。
どこよりも、どの美容室よりも詳しく「浦和 美容室 ストレート」のページをつくる必要がある。
「浦和でストレートパーマかけるなら◯◯美容室」みたいなタイトルタグにして、実際のお客さんのビフォアアフターとか、こだわりとか、施術の流れとか、担当スタッフさんのコメントとか、検討中のお客さんが「ここにお願いしたい!」と思ってもらえるくらい、濃い内容を入れましょう。
そうすると、「浦和 美容室 ストレート」で上がりやすくなります。
もちろん、実際に「浦和 美容室 ストレート」と検索すると、巨大資本をもったリクルートさん、楽天さんなどなどが、その「お金になるワード」をすでに占領してしまっています。しかし、個別の美容室さんの公式サイトもその下に、かならずラインクインしているはずです。
巨大資本企業には勝てませんが、個別の美容室さんのなかで、いちばんを狙えればいいのです。ランキング1位2位にはアクセス数は敵いませんが、巨大ポータルサイト以外で情報を探しているユーザーさんが、ちゃんとあなたのホームページに訪問してくれます。
そして、内容の濃いページを見ていただき、安心、納得してもらうことで、予約につながるのです。
つまり、ホームページを作る前に、集客につながるキーワードを先に調べ、ホームページに「どんなページを作るか」をあらかた設計しておくべき、ということです。
よくサイトマップと言われるもので、エクセルなどでページ構造を整理しておくとよいでしょう。
「浦和 美容室 メンズ」に対応するページはこのページで、タイトルタグはこう。
「浦和 美容室 カラー」に対応するページはこのページで、タイトルタグはこう。
「浦和 美容室 カット料金」に対応するページはこのページで、タイトルタグはこう。
と、サイトマップをつくっておき、そのページ構造でサイトをつくっていくと、はじめからSEOを前提としたサイトがで設計できるのです。
サイト全体のページ数やボリュームはかなり増えて、原稿を書いたり、写真を用意したりが大変になりますが、ここは集客戦略としてしっかり作り込んでいきましょう。
SEOを理解しホームページの流入口を増やし続ける
「地域名×美容室×ほにゃらら」などでページをつくったからと言って、安心してはいけません。さらに攻め続けることを推奨します。それが、ブログ投稿です。
地域名に関連するキーワードも、競合が多く、数が限られています。そこで、地域を広げたり、地域に絞らないワードでも、ページを作っていきます。
あなたのこだわりの技術などなど、どんどん記事化していくことで、商圏以外のところから、ブログを見て足を運ぶお客さんも出てくるかもしれません。
集客したいSEOワードを調べてみて、ぜひ集客の流入口をどんどん増やしてみてください。
GoogleMap→公式ホームページ→予約
GoogleMapも上位に表示できると、かなりのアクセスを見込めます。GoogleMapから、ホームページへリンクし、そこから予約につながる。実際に私のお客さんの美容室も、その流れで毎月お客さんが来てくれているとおっしゃっていました。
MEOといって、GoogleMapの順位をあげるノウハウなどもいろいろあるようですが、気になる方は調べてみるとよいと思います。
とはいえ、グレーで無理やりな方法は推奨できませんので、「Googleビジネスプロフィール」から、情報を充実させ、定期的に更新。口コミがはいったら、誠意を込めて返信していく。というのが、まっとうでよいのではないでしょうか。
美容室のコンセプトを絞り表現する
美容室のコンセプトですが、これは美容室を経営されている方はみなさんあると思います。
しかし、もしかしたら、言語化できていないとか、お客さんにぱっと理解されずらいとか、明確化されていない方もいるかもしれません。
問題は、ホームページをぱっと開いたときに、「あ!ここ私にピッタリ」と思わせることが重要で、それができているかということです。
検索ワードを調査すると、「浦和 美容室 40代」というキーワードもありました。
40代が多い、とか。ちょっとギャルっぽい子が多い、とか。「UOMO」読んでそうなメンズ客が多い、とか。それぞれ属性があれば、ホームページのキャッチコピーや原稿、雰囲気も寄せていきましょう。ヘアカタログも、なんでも載せるのではなく、ターゲットにびしばし刺さる写真を貼っていきましょう。
ここではじめてデザインの話になりますが、デザインはそういった世界観をつくるうえで重要になってきます。
写真はこだわろう
ヘアカタログの写真の色味や雰囲気がなんかバラバラ。というのは避けたいですよね。
統一感がなくて、見てる方はちょっと不安になります。もちろん、スタッフのキャラが立っている場合は、スタッフごとに色があってもいいと思いますが、やはり、はじめて見た方にはいい印象はありません。
可能であれば、同じカメラ、同じ設定、同じ場所、同じライティングなど、だれが撮っても同じクオリティになるように、事前に決まりを設けておくといいと思います。写真の知識にあまり明るくなければ、初期設定や環境づくりをプロのフォトグラファーさんに相談して、やってもらうのもありでしょう。
これも、コンセプトや集客したいお客さんの属性など、あらかた決めておけば、ベストな写真の雰囲気を決めることができるはずですね。
費用は抑えて集客力の強いホームページ制作を
最後になりますが、当記事でもおわかりの通り、集客するためのホームページを手にいれて、運用するには、超一流のデザインクオリティで、かなり立派で高価なWEBサイトは取り急ぎ必要ないということです。(ハイセンスな世界観を出すには、同じベクトルで話せるハイセンスなデザイナーさんを起用したいところではありますね!)
そこで、下記の条件をしっかり満たすホームページをつくってみてください。それを依頼できる、もしくは一緒になって考えてくれるところかが重要になります。
- デザインはシンプルでもOKだが、時代遅れ、素人感満載にはならないデザインセンス
- もちろんスマホ対応でお願いします
- WordPressで制作してもらい、記事など自分で更新できるように
- ヘアカタログなどシンプルなものでいいので更新できるように
- SEOを前提としたサイトを制作できるか
- 充実したコンテンツをつくるためのヒアリングや提案をしてくれるか
- SEOキーワードを事前に調査可能か
- ユーザーに刺さるキャッチコピーやコンセプトを相談できるか
十人十色、いろんなホームページ業者さんがいるので、すべてお任せにするのではなく、発注者側がある程度、重要なことを知っておくことが大切になります。SEOとか、集客に関しての知識がまったくない制作業者さんもたくさんいます。もちろんそういった業者は、デザインに特化しています。とか、予約機能に特化しています。とか、いろいろと売りも違うので、そこを見極めることが重要です。
というわけで、美容室のホームページ制作で迷った時は、個人事業主、小規模事業者に特化したホームページ制作のKINTARO DESIGNにご相談ください。
この記事を書いた人
代表取締役岡田 健太
KINTARO DESIGN 主催。TYRANNO CREATIVE ARTS株式会社 代表取締役。 WEBデザイナーからキャリアをスタート。現在はWEBプロデューサーとして個人・企業のWEB戦略から手がける。コンテンツの企画・制作の専門家でもある。顧客の思考を整理する「コンセプト・ワーク」を得意とする。